✨『銀河鉄道の夜は終わらない』 第17章 最強美少女ミヤビは悩まない
完璧美少女の悩みは、完璧じゃない心の声
インファの覚醒が終わり、
車内にまた静けさが戻った。
ミヤビが静かに眼鏡を押し上げる。
ミヤビ
「……じゃあ、次はわたしかしら。」
ガリバー
「お前にも悩みあるのか?」
デブネル
「ミヤビってスペック高いし、好き放題生きてる感じだし。」
インファ
「…お綺麗ですし……」
ミヤビ
「あら、そう?
でも本当に思ってるのかしら?
あなたたちのわたしを見る目、だいぶ雑なんだけど……。」
ガリバー
「いや普通に整ってるだろ。
…ノンデリなだけで。」
デブネル
「そう、ノンデリなだけで…」
インファ
「……すみません…お綺麗ですが、ノンデリです…」
ミヤビ
「そういうところよ!
わたし、完璧美少女なのよ?
もっと国宝のように扱いなさいよ!」
ガリバー
「いや自分で言うなよ。」
ミヤビ
「事実を述べただけよ!本来跪いた状態で話を聞いて欲しいくらいよ!」
ガリバー
「だから、そういうとこ…。」
ミヤビ
「……でもね。
あなたたち、わたしもやりたくてやっているわけじゃないのよ?」
デブネル
「え?違うの?文化祭の歌暴露のやつとか楽しんでたでしょ?」
ミヤビ
「楽しんでないわよ。あ…あれは、テレビ局の人にそそのかされただけよ…。
インファ
「……はい……」
ガリバー
「まあ、そういうことにしておくか。
で、悩みってのは?どんなこと?」
ミヤビ
「だから、心の声が漏れちゃって、揉め事になることよ。」
デブネル
「そうだね。でもここしばらく漏れてなくない?」
インファ
「…そんな気がします…。」
ミヤビ
「えっ?そう…かしら?…」
ガリバー
「確かに、ここ最近漏れてねぇな。」
デブネル
「じゃあ、解決ってこと?」
ミヤビ
「ま…まだあるわ!」
デブネル
「なに?」
ミヤビ
「そ…それは、学校のみんなも私を優等生として見てくれないことよ!」
ガリバー
「だって、優等生は文化祭ぶっ壊したりしないだろ。」
ミヤビ
「違うのよ!
あれは“心の声”が勝手に漏れただけで……!」
デブネル
「でももうその持病も治ったくさくない?」
ミヤビ
「でも油断はできないわよ!
あなたたちは気にしなくても
“あの子が悪口いってたわよ”とか……
“みんなを巻き込んで計画してた割に段取りクソじゃない”とか……
“◯◯先生、◯◯先生と不倫してるらしいわよ”とか……
全部、思った瞬間に口に出ちゃうのよ。」
ガリバー
「そりゃ怖いわ。」
デブネル
「それでよく優等生キャラ気取ろうとするよね。逆に怖いよ。」
インファ
「……ぼくの…悪口は言わないで…くださいね…」
ミヤビは立ち上がった。
ミヤビ
「だってこんなにスペックが高いのに真面目にしてたら、みんなに失礼でしょ?」
一同
「??」
ガリバー
「えーと、スペック高いからみんなを刺激しないように、おとなしいキャラ演じてるってことか?」
ミヤビ
「そう!」
デブネル
「えーと、顔も良くて、勉強もできて、スポーツもできるから、そのままだとみんな自信なくちゃうみたいな?」
ミヤビ
「そうそう!」
ミヤビがノッテきた。
インファ
「こんなに…スペック…高いのに…それを鼻にかけない…心のキレイさがスゴい…とか…?」
ミヤビ
「そうそうそうそう!!!」
ガリバー、デブネル
「どの口がいってんだよ!!」
ミヤビ
「…なんでよ?…」
不服そうに言った。
ガリバー
「いや、色々ズレてるって…。逆に変なキャラ作るより、そのままでいた方がみんなもまだ話しやすいと思うぞ。」
デブネル
「そうだよ。スペック高いのに隠そうとして、学校に爆弾落とそうとしてる多重構造がみんな怖いんだよ。」
マッド
「ワシ的には若い女の子に辛辣に罵られるのは逆にアリじゃ!」
インファ
「…だまって…ください。」
マッド
「な、な、なんと…。」
ミヤビ
「優等生ダメなの?私どうすればいいの?」
ガリバー
「いや、この銀河鉄道のままのミヤビでいろよ!メガネとか伊達だろ?外しちゃえばいいんだよ!」
デブネル
「いまはスペックを隠す時代じゃないよ!最強のミヤビでいこうよ!」
インファ
「…つ…強い女性…需要あります…!」
マッド
「ミヤビはノンデリじゃからええんじゃ!表をノンデリミヤビ、最強のミヤビにすればいいんじゃ!」
ミヤビ
「みんな!
そうね。私は最強でなくてはならないわ!!
優等生改め、これからは最強ミヤビで行くわ!!!」
デブネル
「めでたし、めでたし!」
拍手するデブネル、つられてみんなも拍手
ミヤビ
「ありがとう!みんな!
本当にありがとう!!
…で、最強のミヤビってなに?」
4人
「さぁ?」
とにもかくにも、ミヤビがスッキリしているようなので、ミヤビの悩みも解決!…なのかな?


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