『シンデレラ 夜の舞踏会は少しおかしい』第13章🗡️👑 剣士(父) × 王様:噛み合わない友情

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🗡️👑 剣士(父) × 王様:噛み合わない友情(ロング版)

舞踏会の中央で、

二人の男が向かい合っていた。

片方は木剣を握りしめた剣士(元父親)。

もう片方は王家の剣を持つ王様。

二人は同時に叫んだ。

「貴様、勇者か!!」

「そうだ!!貴様も勇者か!!」

周囲の貴族たちはざわついた。

誰も“勇者”とは言っていないのに、

二人は勝手に互いを勇者認定していた。

剣士(父)が木剣を構えた。

「俺の考えた最強の剣技を見せてやる!!」

王様は目を輝かせた。

「奇遇だな!!

俺も今日、最強の剣技を思いついたところだ!!」

二人は同時に剣を振り上げた。

だが――

振らない。

振らずに、語り始めた。

🗡️ 父の“最強の剣技”が始まる(語り)

「まずは“天地崩しの型”だ!!

この型はな、天地を崩すんだ!!」

王様は感動した。

「すごい!!

天地が崩れるのか!!

それは強い!!」

父はさらに語る。

「そして“龍牙・逆落とし”!!

これは龍の牙を逆に落とすんだ!!」

王様は震えた。

「龍の牙を……逆に……!?

そんなことが可能なのか!!

いや、勇者なら可能だ!!」

父は満足げに頷いた。

「そうだ!!

俺は勇者だからな!!」

👑 王様の“最強の剣技”が始まる(語り)

王様も負けていない。

「では俺の番だ!!

まずは“銀河断ちの構え”!!

銀河を……断つ!!」

父は目を見開いた。

「銀河を……!?

それは……強い!!」

王様はさらに語る。

「そして“星屑返し”!!

星屑を……返す!!」

父は震えた。

「返すのか……!?

星屑を……!?

そんな技が……!!」

王様は誇らしげに頷いた。

「そうだ!!

俺は勇者だからな!!」

🗡️👑 二人の会話は永遠に噛み合わない

父「天地崩しはな、まず天地を崩すんだ!!」

王様「銀河断ちはな、まず銀河を断つんだ!!」

父「龍牙・逆落としは龍の牙を逆に落とす!!」

王様「星屑返しは星屑を返す!!」

父「すごい!!」

王様「すごい!!」

二人は互いの技を理解していない。

そもそも技の意味がわからない。

でも――

熱量だけは完璧に一致していた。

🗡️👑 友情が成立する瞬間

王様が言った。

「お前……

俺と同じ匂いがする……

“自分の考えた最強の技”を

誰よりも信じている匂いだ……」

父は涙をこぼした。

「お前もか……

俺もだ……

誰にも理解されなかった……

でも……

お前なら……

わかってくれる……!!」

二人は剣を下ろし、

固く握手した。

「友よ!!」

「友よ!!」

周囲の貴族たちは困惑した。

誰も状況を理解していない。

でも二人は幸せだった。

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