✨『銀河鉄道の夜は終わらない』
第6章 心の声が漏れる女、ミヤビ登場
インファの暴走の余韻が醒めやらぬまま電車は次の駅に到着したようだ。
電車が止まる。
そして扉が開く。
コツコツコツと小気味いい音を立てて入ってきたのは、
清楚な優等生のメガネの女の子。制服姿だった。
「はじめまして。中田ミヤビと申します。気づいたらここに立っていまして……。なにがなんだか…。」
ガリバー
「あぁ、俺たちも似たようなもんだ。とりあえず座ってくれ。」
デブネル
「よろしく。制服かわいいね。」
ミヤビ
「よろしくお願いします。
……(この人、メロンパンみたいな顔してるわ)」
デブネル
「え!?」
インファ
「……よろしくお願いします…。」
ミヤビ
「こちらこそ、よろしくお願いしますね。
……(もっとシャキッと喋れないのかしら?)」
インファ
「シャキッ…?…え…!?」
ガリバー
「ま、まあよろしく…。」
どうやら心の声がでちまうタイプらしい。
ガリバー、デブネル、インファがそれぞれの自己紹介とどうやってここにきたか(死因?)を話した。
ミヤビ
「なるほど…そう言うことですか。それなら私も死んでしまった可能性が高いと…。」
ガリバー
「まだ決まったわけじゃない。寝てるだけかもしれない。デブネルは死んでるかもしれないが。」
デブネル
「ひどい…!パン食べてただけなのに!」
ミヤビ
「さっきから思ってたんですけど、デブネルとかガリバーとかって、なんなんですか?みんな日本人ですよね?」
ガリバー
「あだ名だよ。みんな元の名前がひどい名前だから…呼びやすくニックネームつけてるんだ。」
インファ
「ぼくのなまえはひどくない…です…。」
デブネル
「そこ、うるさいよ。」
デブネルはインファに厳しいらしい。
みんなの本名とあだ名の経緯をざっと説明した。
ミヤビ
「なるほど。じゃあ、せっかくなので私にもつけていただけますか?」
ガリバー
「そうだな…。苗字は中田か…、惜しいな。」
デブネル
「ほんとにね!」
ミヤビ
「(惜しいってなんだよ…。てかデブカンパネルラとかガリガリジョバンニとかインキャのインファとか、名前の付け方やばすぎだろ!)」
インファ
「名前はすごく大事…ですからね…。」
ミヤビ
「(こいつも自分のあだ名受け入れんの?順応性高すぎだろ!)」
デブネル
「全部聞こえてますよー」
ミヤビ
「(コイツらのセンスに任せとくと、私の呼び名もエグいことになりそう。
私が学校で呼ばれてるみたいに。
でも、だめよミヤビ!
郷にいれば郷に従えよ!こんなイけてないセンスのイかれてるメンズたちにも一応名付けの儀式をやらせてあげないと…)」
ガリバー
「こころの声長いな…。
ちなみに学校ではなんて呼ばれてるんだ?」
ミヤビ
「学校ですか?
私は結構目立たない方なので、普通にミヤビとか、中田とかですかね。
あとちょっといじられる感じで、ガリ勉とか委員長とかマジメちゃんとか呼ばれたりします…!
(本当の呼び名はいいたくない。
災いの伝道師、
歩く拡声器、
友情クラッシャー、
ノンデリミヤビ、
人間になろうとする悪魔etc…)」
デブネル
「うわぁ〜……委員長キャラとかどの口が言ってるのかな…」
インファ
「…な…なかなかの異名ですね…」
ガリバー
「まあ…、言いたいことは色々あるが、もう呼び名は決まってる。ミヤビ!」
ミヤビ
「あっ…はい!え…そのまま…?」
ガリバー
「だってまともに名前で呼ばれてないんだろ?
だったら俺たちはちゃんと名前で呼んでやる。
なぁ文句ないよな、デブネル、インファ!」
デブネル
「異議なし!」
インファ
「…ぼくも…それがいいと思います。」
ミヤビ
「みんな…本当にありがとう…!私もちゃんと名前で呼んでもらえるように、まともな人間になって見せるよ!
(あ〜ちょっと面白い名前期待してたんだけどな〜)」
ガリバー、デブネル、インファ
「このノンデリが!!!」
とりあえず問題はだいぶあるやつだが、紅一点メンバーが追加された。
これからどこへ向かうのか。
まだわからないが、この4人が満足する結果になるといいと本当に思う。
また列車は走り出した。


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