✨『銀河鉄道の夜は終わらない』 第13章マッド早すぎる帰還
冷静になる、ガリバー。そして──なぜか戻ってくるマッド。
列車が静かになった。
マッド先生が降りていったあと、車内には妙な“余韻”だけが残っていた。
ガリバー
「……はぁ。なんか、熱くなりすぎたな俺。」
デブネル
「うん、激アツだったね!やっぱり血が騒ぐ!ってやつ?」
ガリバー
「ニヤニヤしながら言うな。」
ミヤビ
「でも、悪くなかったわよ?
(ちょっとだけ、かっこよかったし。)」
インファ
「ガリバーさん…すごかった…です…」
ガリバー
「いや、大人に説教とか、ほんとに…なんか恥ずかしいわ…。
ガラじゃねえことしちまったな…。」
デブネル
「ガラは元々悪いから気にしないでね。名前的にもね!城罵怒仁(ジョバンニ)君!」
ガリバー
「お前も変わんねーだろ。イタリアの貴公子、田中(鐘)カンパネルラ様!」
デブネル
「ちょっと!うちの家系がイタリアかぶれなのは禁句なんですけど!」
ミヤビ
「まあ、2人とも落ち着いて…。」
(名前も顔も素晴らしい中田ミヤビが通ります!)
インファ
「名は…体を表す…」
ガリバー、デブネル
「お前(君は)は、名は体を表してねぇだろ!(ないよね?)、海音寺翔!!」
インファ
「ひどい…」
ミヤビ
「ふたりとも本当に落ち着いて!!」
(名前も美少女、中田ミヤビです!!!)
ガリバー
「もうそれやめろ。」
4人がわちゃわちゃしているそのとき…
ガタン、と列車が揺れた。
ドザえもんのアナウンス
「えー……先ほど降りられたお客様が、
忘れ物をされたため……戻ってこられました。」
4人
「……え?」
ドアが開く。
マッド
「ワシが再とうじょうー!登場だけにー!」
4人
「!?」
マッド
「すまんのぉ!降りたあとで気づいたんじゃが──
ワシ、忘れもんしたわい!!」
ガリバー
「何をだよ!?戻ってくんなよ!!」
ミヤビ
「感動の別れみたいになってたのに。」
デブネル
「マッド……ほんとに脳は大丈夫なの?」
インファ
「心配…になってきました…」
マッド
「いやぁ、すまんすまん。
ついでにの、さっきの話じゃが──
ワシ、みんなの悩みも聞いてみたいと思っての。」
ガリバー
「だから何をわすれたんだよ!?悩み?」
マッド
「忘れ物はついでじゃ。
ワシはの……“悩み相談の続き”がしたいんじゃ。」
デブネル
「いや、十分いい感じでおわったでしょ?」
マッド
「いやいや、今度は君たちの番じゃろ?
ワシだけ話して帰るのはフェアじゃないわい。」
インファ
「……フェア精神…?」
ミヤビ
「わたしたちの…悩み……?」
マッド
「そうじゃ、今度は君たちの悩みも聞いてみたいんじゃ!ワシは聞くまでここを動かんぞー!」
ガリバー
「めんどくさいじいさんだ。」
ードザえもんアナウンスー
「…えー…なんか降りないみたいなので、とりあえず…出発します…。」
また列車は走り出した。
急に悩みと言われても困る。
ガリバー
「えーと…、じいさんが悩みをご所望です。えー…誰からいく?」
デブネル、ミヤビ、インファ
「ガリバー」
「ガリバー」
「ガリバーさん…」
ガリバー
「俺なの?さっきとってもがんばったじゃん。またじじぃの相手俺なの?介護のバイトは入れてないよ?」
デブネル
「マッドを焚き付けたのも、懐いて戻って来させちゃったのもガリバーだから…」
マッド
「さあ、ガリバー!何かあるじゃろい?
お主のさっきの熱さ、高校生とは思えん大人な人生観、何かあるじゃろい。じいちゃんに話してみぃ?」
ガリバー
「誰がじぃちゃんだ!
…まあじゃあ、一応ここに来たきっかけというか理由を話していくか…。」
マッド
「楽しみじゃあ!人間も科学なんじゃ!」
デブネル
「……このジジイ何言ってんの?」
ミヤビ
「まあ……私たちも気になるし聞きましょう。」
インファ
「ぼくも…力になりたい…」
ガリバー
「……わかったよ。
じゃあ、少しだけな。」
マッド
「うむ!では、第2回・悩み相談会の始まりじゃ!」
4人
「勝手に始めるな!!」
列車はゆっくりと動き出した。
マッドが戻ってきたことで、
4人の“本当の悩み”が、少しずつ顔を出し始める──。


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