🥓🔥 第三王子 × 義姉B:タンパク質の邂逅(ロング版)
舞踏会の扉が開いた瞬間、
肉の香りがした。
それはただの香りではなかった。
まるで“生きている肉”の匂いだった。
義姉Bはパンの着ぐるみの中で震えた。
「……この香り……
私の人生で……一度も嗅いだことがない……
でも……身体が……求めてる……!」
パンの表面がしっとりした。
涙か汗かはわからない。
そこに立っていたのは――
全身干し肉の服をまとった第三王子。
肩から太ももまで、
まるで“歩く熟成庫”。
光が当たるたびに肉の油がきらめく。
第三王子は静かに言った。
「……君、炭水化物に偏ってるだろう?」
義姉Bは息を呑んだ。
「どうして……わかったの……?」
第三王子は一歩近づく。
肉の香りが濃くなる。
その瞬間、義姉Bの胃袋が鳴った。
「見ればわかる。
君の身体は……タンパク質を求めている。」
義姉Bは涙をこぼした。
「ずっと……ずっと足りなかったの……
パンは……私を守ってくれたけど……
私の身体は……ずっと……
タンパク質を欲しがってた……!」
第三王子は両腕を広げた。
干し肉が揺れた。
「補給しよう。
君と俺で……完全栄養だ。」
義姉Bはパンの着ぐるみのまま飛び込んだ。
肉とパンが雑にくっついた。
周囲の貴族たちは目をそらした。
第三王子は優しく言った。
「君は……炭水化物の女王だ。
俺は……タンパク質の王だ。
二人が出会った今……
栄養バランスは……完全だ。」
義姉Bは泣き笑いした。
「こんな……幸せな組み合わせ……
人生で初めて……!」
二人は抱き合った。
肉汁が床に落ちた。
誰も気にしなかった。
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