『シンデレラ 夜の舞踏会は少しおかしい』第15章🐭👑 ネズミ四天王:王宮デビュー

ブログ

🐭👑 ネズミ四天王:王宮デビュー(ロング版)

舞踏会の喧騒の中、

ネズミ四天王は――

完全に自由だった。

誰も彼らを止めない。

誰も驚かない。

王宮の使用人たちも、

「まあ……今日ならいいか」と受け入れていた。

🍽️ デブネズミ × 王宮厨房:食の友情

デブネズミは、

肉の香りに誘われて厨房へ走った。

料理人たちは最初驚いたが、

デブネズミが器用に包丁を握り、

野菜をトントン刻み始めた瞬間、

空気が変わった。

「……こいつ……できる……!」

デブネズミは巨大な鍋に飛び乗り、

スープを味見し、

塩をひとつまみ落とした。

料理長は震えた。

「……完璧だ……!」

デブネズミは胸を張った。

(胸はないが。)

「任せろ。

今日の料理は……俺が仕上げる。」

厨房は拍手に包まれた。

🛡️ 正義ネズミ × 衛兵:正義の講義

正義ネズミは衛兵たちの前に立ち、

小さな前足を掲げた。

「お前たち……

その構え……甘い。」

衛兵たちは困惑した。

「え……?」

正義ネズミは跳び上がり、

衛兵の肩に乗り、

耳元で囁いた。

「正義は……姿勢からだ。」

衛兵たちは震えた。

「は、はい!!」

正義ネズミは次々と衛兵の構えを直し、

剣の角度を修正し、

足の位置を整えた。

「これでいい。

お前たちは今日から……

“正義の衛兵”だ。」

衛兵たちは涙を流した。

「ありがとうございます!!」

📜 正論ネズミ × 王宮事務官:規則の改善

正論ネズミは王宮の書類棚に登り、

古い規則書を読み始めた。

「……この規則……

無駄が多い。」

事務官は青ざめた。

「えっ……?」

正論ネズミは次々と書類をめくり、

赤ペンで修正を入れた。

「この手続きは三段階でいい。

この許可証は不要。

この書類は……

存在意義がない。」

事務官は震えた。

「そ、そんな……

でも……

正しい……!」

正論ネズミは頷いた。

「正しいことをするのは……

いつだって難しい。」

事務官は泣いた。

「あなたは……

私の人生の恩人です……!」

🍷 評論家ネズミ × 宮廷料理:辛口レビュー

評論家ネズミは皿の上に乗り、

料理をひとつずつ味見していった。

「ふむ……

このソース……

悪くないが……

深みが足りない。」

料理人たちはメモを取った。

「はい!!」

「この肉……

焼き加減は完璧だが……

香りが弱い。」

「はい!!」

「このデザート……

甘さのバランスは良いが……

見た目が凡庸。」

「はい!!」

最後に評論家ネズミは言った。

「総評。

今日の舞踏会……

星4つ。」

料理人たちは歓声を上げた。

「やったああああ!!」

🐭✨ ネズミ四天王は、王宮で“居場所”を見つけた

• デブネズミは厨房の英雄

• 正義ネズミは衛兵の師匠

• 正論ネズミは事務官の救世主

• 評論家ネズミは料理界の神

誰も彼らを追い出さない。

誰も彼らを笑わない。

狂気の舞踏会の中で、

ネズミ四天王は――

初めて“自分の役割”を見つけた。

そして、

彼らもまた幸せだった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました