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✨【第12章】三親友エンド 〜王宮ダンス伝説〜
王宮はまだ酒とダンスの余韻でざわついていた。
王様は気分が良すぎて、
玉座に座りながらニコニコしていた。
「いや〜〜メロス、おかえり〜〜。
で、なんじゃったっけ?
なんか約束してた気がするんじゃが……?」
軽い。
軽すぎる。
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## ◆ 泥酔セリヌンティウス、事実をねじ曲げる
セリヌンティウスは完全に出来上がっていた。
「王様ね〜〜!
コイツ(メロス)がどうしても妹の結婚式やりたいって言うから〜〜!
王宮の飲み会の予定を蹴って〜〜!
心の広い王様が行かせてやったんですよ〜〜!!
マジで王様、器デカいっすよ〜〜!!」
いや、全部違う。
俺は一喝した。
「違うだろ!!」
セリヌンティウスはビクッとした。
「えっ……?違う……?」
「違う!!
お前、死刑になる予定だったんだよ!!
なんで飲んで踊ってんだよ!!」
「えへへ……王様が……飲もうって……」
王様は笑っていた。
「いや〜〜すまんすまん。
ちょっと悪ノリが過ぎたの。
こんなに友達がええもんだとは思わんくての。
正直メロスが帰ってくる前に、
“もう許そうかな〜〜”とか思ってたんじゃが……
とにかく帰ってきてくれてよかったよ〜〜」
軽い。
軽すぎる。
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## ◆ メロス、疲れすぎて怒る気力もない
俺は深呼吸した。
「……まあいいや。
それで、死刑の件はなしでいいんですか?」
王様は「あっ」と言った。
「死刑?
あぁそうじゃった、セリヌンティウスを首チョンパするんじゃった。
一応友達ぽくはなったけど、
わしのダンスをバカにした“不敬罪”もあるからの。
別にやりたいなら首チョンパでも構わんぞメロスや」
「殺すぞ!!」
俺は本気で怒鳴った。
王様はゲラゲラ笑った。
「冗談じゃ冗談じゃ。
友達を殺すわけないじゃろ〜〜」
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## ◆ メロス、妹の件を切り出す
俺はため息をついた。
「王様……
妹が結婚式めちゃくちゃにされたってブチ切れてるんで……
この王宮で、もう一回盛大に結婚式やってくれませんかね。
それで今回の件は手を打ちますよ」
王様は首をかしげた。
「はて?
わしは王様なのになんか悪いことしたかの?」
「したよ!!
いっぱいしたよ!!
不敬罪で訴えるぞ!!」
王様は笑った。
「不敬罪を適用しても良いが……
せっかくできた友達じゃし、今日は気分がいい。
メロスよ、お前もダンス大会に加われ」
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## ◆ 王宮、伝説の夜へ
王様が手を叩いた。
「今宵はダンスじゃーー!!
王様、セリヌンティウス、メロス、山賊、家臣、
全員参加のダンスバトルじゃーー!!」
山賊たち
「ヒャッハーー!!」
「兄貴ーー!!踊れーー!!」
「ドラ鳴らすぞーー!!」
ジャーン!ジャーン!
家臣たち
「王様ーー!!」
「腰が死んでますーー!!」
セリヌンティウス
「王様〜〜!こうっすよ〜〜!
腕をこうやって〜〜!」
いや、どっちも違う。
俺
「なんで俺、こんなことしてんだ……?」
でも、
気づいたら笑っていた。
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## ◆ そして伝説へ
その夜、
王宮では夜通しダンスバトルが行われ、
王様のへっぴり腰ダンス、
セリヌンティウスの腕振りダンス、
メロスのシャドーボクシングダンス、
山賊たちの奇声ダンスが入り乱れ、
王宮史上最大のカオスとなった。
後に人々は語る。
**「あの夜、王宮に神が降りた」と。**
いや、降りてない。
でも、
**友情と酒とダンスが生んだ伝説の夜**は、
確かにそこにあった。
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